2007年01月11日

横移動の向き

日本の縦書き漫画では読者は右から左に読むため、
コマ内で物が横移動する絵は、どちらむきかによって印象が異なる。
シーンごとに選択する。
マラソンランナーが苦しみながら走るなら左から右へ、という具合だ。
また、
視動に逆らった移動を描くと「固定カメラに対して移動」となり、
視動に沿った移動は「カメラが移動についてゆく(あるいは遅れつつ追っている)」感じになる。

アクションに限らず、会話シーンでもキャラクタ位置の左右は同様に印象の違いがある。
右→左は「自然に流れる」、逆は「物事を見極める」感じになる。

これらは厳格に守らねばならないことはなく、作画の他の要素が優先されることもあるが、
これ自体の性質ははっきりしている。

セリフや描き文字はコマ内の時系列に沿って右から左に並べる。
もちろん視動は上→下でもあるので、横位置が同じなら上から先に読まれる。
したがって、ふたつのフキダシを左上と右下に配置して読み順がわからない状態は避ける。
ただしこれは同種音声の並びで、
発言フキダシ・内心フキダシ・擬音文字の異種間の関係は同時存在と示せることも多い。


posted by スナノ at 14:41| 描写 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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