2011年05月25日

最速手順4

★このページでカオスの教義はとりあえず終わり。
コマ割り指定が無い部分は自由度が高いので各人が考案する。
エピソードの増補あるいは削減他の調整が必要となるだろうが、
それは絵コンテ作成とともに進行する。どうしても進めない場合は
メールで個別に教える。

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ページ1は扉であって宇宙空間のカオス星と降下しつつあるシャトルのツーショットが最も
順当だがタイトルが確定しており惑星カオスという文字とその星の絵を組むと幼稚なので、
〔ファーストシーンの広い状況を見せる〕を採用した。
他に〔劇中のシーンを切り取って示す〕と〔暗示的にキャラクタや物を組んで見せる〕がある。

この劇はいくつもの乗り物がある。乗り物や建物については、臨場感を生むために
外・内・外から覗いた内・内から望んだ外・扉の開閉、を極力描く〕に基づいて、
重要さの序列により一部をカットする。これは全編構成による。
惑星カオスではシャトルの大気圏突入と着陸をカットする。
(カオスを外から見た絵は必要でありそこにシャトルがあったほうがよい)のでシャトルについては
宇宙空間の次はすでに着陸した空港であり、「空港は広く状況を示す大ゴマを場面転換として
パッと見せる」は確定しており宇宙コマはそれと隣接してはならない。
そしてなるべく早く見せる。何よりも「建築現場をそこそこ見せて次に空港」と決まっている。
つまりその進行の中に本来扉だった宇宙コマを工夫して挿入する。
建築現場は2ページぐらいなので空港大ゴマはページ4となる。
空港がそれよりうしろにずれてはならない。
まだこれといってはっきりした面白さは示していないのだから、展開の密度の楽しさが不可欠なり。
扉をストーリー展開に含めたのもこのためだ。宇宙コマは大きくはないがゆったり感がいるから
横長であり配置は3-1となる。それより遅かったら空港コマと近すぎるし、
ページ2にねじ込んだら転換が冒頭から忙しすぎる。ページ2には顔アップがひとつは必要であり
突然は無理なので建築現場の描写を収斂させて最後になる。宇宙になめらかにつなげるため
シャトル到着関係のセリフと組む。3-1がそれ自体スケール感に乏しい絵であらざるをえず、
紙面上あまり大きくないにもかかわらず大きな空間を感じさせるには
直前のシーンが良い具合に縮こまっていることが大事である。
このためページ2の下段は中段より先決。
上段は構図やカメラの寄りの精度が高くなければならないし最初のつかみのコマである。
したがって、ページ2の確定序列は上段→下段→中断、となる。
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もしタイトルが星の名ではなく扉が宇宙空間の星とシャトルだったらどうなるか。
3-1の絵が無用になるだけではない。実作の扉の建築の絵は必要だが2-1に配置することはできない。
それでは似たような広い絵が連続し、しまりがなくなるからだ。その広い絵はひとつづきの
建築シーンの最後に配置となる。そして実作3-1と同類のシーン変わりは必要なので、
そこには湖のエビ漁を描き空を見上げて遠く小さくシャトルの大気圏突入を入れる。
次に階段まで歩くシーンがあり次にシャトル空港の大コマがありつぎにヤケドシーン、
次に金髪へのアップの流れ、となるだろう。いくつもの場所が点在し
位置関係を認識する広い空間を表現するので、多数の場所をガチャガチャに組むという
タイプである。序盤は地味なので絵変わりでフォローするという効果もある。
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金髪が湖群の写真を見るのは遠く地球からやってきていよいよ近づくという時だから自然である。
人ごみの中では無理なのでややまばらな状態であり、ひとつまえのコマから
時間帯が隣接してはいない。
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ロボヘリ発信時
携帯でワイヤーを足場のロボ本体から降ろさせてベルトの命綱金具につなぎ、ひきあげさせる。
ヘリが飛んできて主役が乗ったロボをつかむ。造成地へたちより同じ方法でマイトガンをうけとる。
どたんばの切り札として使うものを前半で示しておくというテンプレート。
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詳しいストーリー

工事現場のヤケドの次から。
シャトル空港。旅客機への乗り換えを急がせるアナウンス。金髪の生物学者、
不自然な湖が並ぶ写真をみて調査にやってきた。旅客機がナマコと間違われて取りつかれる
ことがわかると機内パニックに。操縦士は進路を変えて湖に着水することにする。
どのメカにもカメラがうあり情報はテレビやネットや携帯で即広がる。
工事現場から救助に向かうことに即決(墜落との比較で莫大な報酬を得られる)、
ロボ背面とヘリ底面の「手」で連結し、本体から伸びている)ワイヤーでつながっている。
この命綱は30メートルほど伸ばせる。

旅客機離陸後機内サービスで地図を示す。スクリーンは背もたれ裏など。シャトル空港、目的の空港、点在する街、造成地、鉱山、湖群、他本筋に無関係な場所を含めてそれらしく作る。
20センチぐらいのエビに似たヤゴが湖に生息しており主な現地食材であり空港レストランでも
使われている。旅客機着水予定ちかくの湖で避難命令が出て漁を中断するシーンあり。
テレビ中継は臨時ニュースとして始まる。空港のレストランの壁面テレビであり注文との
やりとりなどがある。この場は二回描き、一回目でパスタを注文して二回目で出来上がることで
時間経過を実感させる。威勢がよかったマイトガン男が実は臆病とわかるコミカルなシーンあり
「ガンもピッケルもなにもかも貸すから」
ロボ操作は冒頭はパソコン式であり、項目「外部入力」を示す。
外骨格式に切り替えるときこれを選択する。
旅客機の速度はサソリをふりきることができるはずである。これを解消するために
大クラゲがたくさんいて、速度を上げると避け切れないことにする。サソリは上下左右の
スライド自在だし相手の軌道を読んで最短コースを飛べる。
曲芸飛行はヘリも得意であるから、本来は速い旅客機がレースで同列となる。
アクションを大クラゲ障害レースにすることで変化ゆたかな長いシーンにできる。
空中障害物の位置はだいたい決まっており移動は鈍い。旅客機は人工衛星からの
情報で航路を確認している。今回初めて巨大な雲の移動がありそれは数十キロのウツボみたい
なものであり一部が大クラゲとして分離するかなんかしてさらに中から、空母から艦載機が
散開するかのようにナマコやなんかが現れる。
この予想外の変化との二元中継(途中から一元中継)をまぜればエピソードの密度は
ちょうどよいだろう。
クラゲのみ実体のものがありこれに触れると旅客機は失墜する。
クラゲ群の領域は位置がほぼわかっており避けるのがノーマルなのだが、遠い大サソリから
逃げるうち入り込んでしまう。サソリにくいつかれたあと群れを抜ける。
無関係な鉱山から見上げるシーンを入れて精錬所を魅力的に描く。
サソリドリルは巻いて解放するのだが、巻くのに30秒ぐらいかかるとする。
一回ロボの脇腹を突かれて主人公は安全ベルトの
一本をちぎられ不安定になる。二回目を食らう前になんとかしないと、というサスペンス。ピッケルを二条の筋肉の間に差して止めたもののシートベルトを切られる。サソリドリルが
引き戻されるときにピッケルを奪われ次に襲われたら防ぎようがなくなる。
旅客も主役も、機内に吹き込む風で髪や服が乱れる。ラストシーンではパイロットを除き
グダグダの姿になっている。
サソリは旅客機に取りついてしまう。ドリル脚で穴を開けてゆく。ロボはサソリの背に取り付く。
ヘリはサソリ尾を避けて上に10メートルほど離れる。尾はロボの胴をはさんで引っ張るがロボは
とりついたままだ。ロボドリルは使う直前サソリドリルに壊される。
ドリル脚がロボの両脇腹を襲う。コクピット内に侵入するドリル。
「エンジンや回路をやられたら終わりだ。逃げろ!」離れるロボ。
尾はロボを振り回しバケットの後部に叩きつける。損傷する旅客機、苦しむナックル。
金髪「節足動物は熱に弱いわ!ガスバーナーか何か無いの?」
ヘリ「ちょっとヤケドさせりゃ旅客機から離れるだろう!なんとかしろ!」
冒頭のヤケドシーンが浮かぶ。ロボ側の命綱を使って尾を激しくこする。サソリはロボを離すが、
ロボは尾の裏側中ほどにとりつき、加熱を再開する。「最大に離れろ!」ワイヤーを伸ばし
遠ざかるヘリ。サソリは腹を曲げて鎌足でロボを襲うため、旅客機を離す。
マイトガン発射。サソリ爆発。旅客機着水、乗客は迎えのバスで去り主役たちは湖の近くで
たむろする。なぜ残るかはなんとでもなる。
バスは目的空港からやや外れた街と往復するなど。生物学者はもともと湖が目的なので、
野宿や折りたたみ自転車案もあり。
主役をみて添乗員「○〇(名前)!あなただったの!」「そうとも俺だよ君を救ったのは」
航空会社幹部、添に「知り合いだったのか」
添「ターミナルのレストランで隣に座っただけです。ちっとも親しくありません」
女は男のことをなんとも思っていないのだが命を助けられたので気持ちは傾いたようだ。
ヘリパイロット「おいおいそれじゃ、その女が乗って無かったら50人の人命を救いに
来なかったのかい。」「そんなことはない!俺の都合で○○(相棒の名前)をまきぞえに
したりしないさ」男女以外みんな笑う。
添は女一人しか価値を見ない男だったらむしろ好ましくないことに気づいたようだ。
「私は派遣社員だから今期いっぱいでカオスを去るかもしれないわよ」
幹部「君が我が社に入れば部下を自由に選べるぞ」添「そんなことできますか?」
幹部「私が社長なんだから自由自在さ」
添「社長?」幹部「そうだ。社名はスカイガードにしよう。でかいサソリが一匹だけの
わけがない。」
湖を見ている生物学者が異変に気づきその表情はしだいに驚きに変わる。
「ゼリー状になっている!湖が!」
一同振り向くと湖は空気を吹き込まれて膨らむ飴細工のように盛り上がっている。
最後のページへ。


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posted by スナノ at 18:10| 最速手順 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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